ありがたいことにご依頼が増えてくると、お断りってどうしても発生しますよね。
スケジュールが厳しいとか予算が合わないとか、そういうのはお断りしやすいんです。
難しいのは「やってやれなくもない」案件。
今、そういうのをいかに減らしていくかってことに力を入れています。
依頼を断るということは本当に心苦しいし、私ごときがという気持ちは当然あります。
けどうちじゃなくてもできる、もしくはうちより適任がいる仕事を受けたせいで、うちが最高のパフォーマンスができて役に立てる仕事を受けられなくなるとしたら、それってすごく残念じゃないですか?
しかもそういう「能力的にもスケジュール的にもやれなくはない」案件、これまでは相手の状況も考慮しつつ悩んだり結局受けたりもしてたんですが、それで満点の仕事ができた試しがないということに気がつきまして。
これは改めてちゃんと自分が全力で取り組める仕事を選ばなきゃいかんなと思った次第です。
ただそれを毎度毎度「もっと覚悟を持って仕事を選ばないと…!」みたいな感情論で決めていると精神が摩耗するので、ルールを考えました。
そのリストに該当するものは、自分が最大限力を発揮できる仕事ではないので極力受けない、と決めてしまったわけです。
「最大限力を発揮できる仕事」というのは当然人によって違うので他の方の参考になるものではないですが、私のそのルールというのは以下の通り。
1、企画を伴わない仕事は受けない
2、急ぎの仕事は受けない
3、漫画ではない仕事は受けない
4、こまかい絵柄の指定は受けない
5、実績公開不可の仕事は受けない
6、私に有利な理由がない限り担当と直接やりとりできない仕事は受けない
こうやって書き出すとまた私ごときが…と自分でも思ってしまうのですが、これらの「私が得意じゃない仕事」が得意だったりやりたかったりする人は他に絶対いるはずなんです。
それを私が受けちゃうと、私も、お客さんも、本来得意とする人も、誰も得しないんですよ。
全て断れているかというとまだそこまで達していないのですが(それほど断るということは難しい)、ルール実行率100%を引き続き目指していきたいと思っています。